2009年1月30日にボーカリストとしてCDデビュー10年を迎えました!

バンドの結成は10年以上前になりますけど、発表した曲たちは全て私の宝物です。ライブも継続的にちょこちょこやらせていただいて、4月には1stアルバム発売10周年目となるワンマンライブを開催します。

これも気にかけてくださる皆様の支えあってこそです。

本当にありがとうございます!

 

さて、長くバンドやってると色々機材が増えてきます。気づいたら手持ちのマイクも少しずつ増殖中。ギターの機材話が多いこのブログですが、私、本業はボーカルでございますw

 

昨年の夏にテレフンケンM80の購入を検討していた時に、色々なマイクを試す機会があり、改めて自分の声質とマイクの関係を深く考えるきっかけになりました。レッスンに通ってくださっている生徒さんからも、マイマイクの購入についてよく相談を受けるので、私なりの視点で、「歌ってみた」音源もアップしながらレビューをしてみようと思います。

 

今回比較したのはこの4種類です。

右から

  • SHURE BETA87A・・・レコーディング時のような繊細な表現を可能にするライブ用コンデンサーマイク。

  • SENNHEISER e945・・・ゼンハイザーのダイナミックマイク、中堅価格帯。指向性がかなり狭いので楽器との音被りに強い。

  • TELEFUNKEN M80・・・昨年手に入れたマイク ▶︎▶︎▶︎レビュー日記はこちら◀︎◀︎◀︎

  • Electro Voice N/D 767・・・エレクトロボイス使ったことなかったので、友人からの借り物。

他にSHURE beta58Aも持っていますが、レビュー記事たくさん出てるし、使ってる人多いので割愛。

 

各マイクの比較音源の前に、私の声質について。音域は広い方ですが、高音成分がキーキーしているのが特徴です。男女混合4声コーラスとかで歌うと、高音が目立ちすぎて、もうちょっと抑えてもらえます?とか指摘されるタイプです。バンドの方向性は、高音域をイイ感じに聞かせたい曲が多いので、初めは高音の抜けがよいマイクばかり探っていました。が、これが大きな間違いだったと後に気づく事となるw

 

各マイクの音源について説明です。

  • 1本目がBメロ〜サビ終わりまで。声質的には地声〜頭声あたりの音域。サビは結構張ってる。
  • 2本目は落ちサビの辺りで、前半は息多めの裏声を多用。後半は結構張ってる。
  • 3本目は1本目のにエフェクトをかけたもの。(コンプはwaves社のssl e-channel、リバーブはh-reverb使用)
  • 4本目は2本目のにエフェクトをかけたもの。(コンプ、リバーブは同様)
  • 曲はLucyの「End of the Rainbow」で、録音は修正なしの一発勝負、すっぴん状態です! はずかしー!!

 

 

ではまずBETA 87Aから。

サウンドハウス

SHURE ( シュアー )  ボーカル用 超単一指向性 コンデンサーマイクBETA87A

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ダイナミックマイクより繊細な音を表現してくれるコンデンサーマイクで、バンドなどのライブ現場でも使えるのがウリ。保管状態もそこまで神経質にならずに気軽に使えるのが良いところ。(私はマイクケース+乾燥剤くらいしかやってません)

 

繊細な音を拾ってくれるコンデンサーマイクなら、レコーディングの時と同じように歌えて、表現の幅が広がるかもしれないからライブでも使ってみようかなぁ〜ということで購入。アコースティック編成では非常にいいニュアンス出してくれる。楽器・オケに対しての抜けはとても良い。息多めの歌い方、ミックス・裏声を多用する方にはオススメ。ブレス音もよく入る。難点は、サ行の発音に気をつけないと痛くなる。マイクが口からずれると音量が極端に落ちる。

 

昔はギターそんな弾いてなかったし、アコースティック系のライブでは特に多用してましたけど、マイクからの距離たった数センチで音量がかなり変わる。キーキー系の私の声だと高音がキツイ。ダイナミックのShure beta58Aも持っている自分の感想としては、shureっぽい音だな〜っという印象。余談ですが野外ライブで使うと風の音をとてもよく拾う(笑)ファンタム電源のついていないミキサーでは使えませんのでご注意を。

 

ちなみに、ボーカルエフェクターにはファンタム電源もついているので、ライブや宅レコで色々やりたいボーカリストは導入してみると面白いかも。▶︎▶︎▶︎BOSSの最新のボーカルエフェクターVE-500が欲しい!(2018.10.11更新)

 

87A、エフェクトかけるとこんな感じです。こっちがBメロからサビ辺り。

 

落ちサビ。

 

ちなみに87cというモデルも存在しており、そちらは単一指向性。私は試したことないですが、サウンドハウスイケベ楽器パワーレックのwebshopでも取り扱いあるようですね。

ライブでの出番がなくなってからは簡易的な宅録用に使っていますが、レコーディングで使うにはちょっと用途が違うと思います。Beta87Aは超単一指向性で他の楽器の音とのカブリが少ないのでライブで重宝されていますが、レコーディングならヘッドフォンで各トラック別録りするので、音カブリとか気にする必要ないですよね。そういう場合は素直にレコーディング用のコンデンサーマイクを購入した方が良いと思います。

サウンドハウス

RODE ( ロード )  ラージダイアフラム コンデンサーマイク NT1-A

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RODEのNT-1のセットなら、beta87を1本買う費用でボーカルレコーディングに必要な機材が揃います。サウンドハウスでもコンデンサーマイクの中では売り上げぶっちぎりの1位。レコーディングマイクの王様・NEUMANN社の物に比べれば、録音した音のナチュラルさやオケとの馴染みは明らかに物足りないですが、NT-1は私の周りでも持ってる人が多いです。本チャンのボーカルはレコーディングスタジオで録る予定だし・・・という方や、レコーディングと同じような環境で歌を練習したいという方にとっての入門編としては、選択肢に入れても良いのではないかと思います。

でも私はノイマンU67欲しいけどねーーー!!(ショックマウントやらセット全部含めてお値段ひゃっくまんえんっ)

 

 

ゼンハイザーe945

 

1stアルバム発売後、エレキを弾いて歌うようになってからのライブで使用。beta87Aと同じく、声を拾う指向性がかなり狭い。自分や相方ギターのアンプの音を拾わなくて良さそう、ハンドマイクで歌った時のハウリングにも強そうと思って購入。音質的には輪郭がしっかり出る。

 

高音も低音もよく拾う。難点は、音の輪郭の感じは良いが高音がキーキーうるさく、奥行きのない感じがする。録音したのを聞いて思ったけど、他のマイクに比べて若干音が遠い?ような感じがする。

 

指向性が狭すぎて、ギターでフレーズ弾きながらエフェクター踏みながらだとマイクから外れて声を拾ってくれない時があり、マイクへの声の当て位置が難しい。やはり超単一指向性のマイクはギターボーカルには難しいですw 良いマイクなんですが、私の声質と、マイクテクニックの拙さでは使いこなせませんでした。同じ超単一指向性のダイナミックマイク・同価格帯のShure beta58Aと比べると、マイクの感度はbeta58Aの方が若干良い印象です。そして超単一指向性でのマイクへの声の当て方・扱いやすさもbeta58Aの方が上かな。shureの音があまり好きでない方の選択肢としてe945を選ぶのはアリだと思いますが、私の声質では劇的に変わる感じはしませんでした。

shure beta58A

SHURE ( シュアー )  BETA58A ダイナミック マイクロフォン

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低音成分が出ている声質の人や、男性ボーカルの方が合うかも。うちのバンドの男性ギタリストのコーラスマイクとして使ってもらったら悪くなかった。Shureの超定番マイク58と比べると、モニターからの返しも非常に聞き取りやすかったそうです。

 

945、エフェクトかけるとこんな感じです。こっちがBメロからサビ辺り。

 

落ちサビ。

サウンドハウス

SENNHEISER ( ゼンハイザー )  ボーカル用 超単一指向性 ダイナミックマイクE945

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テレフンケンM80

 

11月のライブから使用。このマイクを宮地楽器で試奏したあたりから、高音の抜け感も必要だけど中低音のふくよかさが必要だと気づく。これだけ色々試してやっと気づいたわけですw

 

▶︎▶︎▶︎TELEFUNKEN M80 REDを手に入れた!(2018.8.9更新)

 

高音のキーキー感はだいぶ減って、高音成分の繊細さや輪郭もありながら、全体的に温かみのあるまろやかなトーン。厚みのある声に聞こえます。

 

指向性もe945やbeta87Aより広いので、ギター弾きながら歌いやすい。私はギターのフレーズが細かくないときはマイクにかなり近い距離で歌うタイプなので、SHUREの58だと近接効果で声がこもって聞こえてしまうことがよくあるんですけど、このM80は結構近づいて歌ってもこもらない印象。

 

高音キーキー声だったり、線の細い声の女性ボーカルにも合うダイナミックマイクなのではないでしょうか。ちなみに、録音の声は全部すっぴん(ノーエフェクト)ですが、最終的なリバーブやらコンプレッサーなどのエフェクトのノリが一番良いのはこのマイクかな?という印象。

エフェクトあり、Bメロからサビ。

 

落ちサビ。

 

私は赤を買ったのですが、色の選択肢が多くて早くも2本目が欲しいですw 下の画像は白ですが、これ以外のキワモノカラーもリンク先にたくさん掲載されているので是非物色してみてください。

サウンドハウス

TELEFUNKEN ( テレフンケン )  ボーカル用 単一指向性 ダイナミックマイク M80 WHITE

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エレクトロボイスN/D767

サウンドハウス

Electro-Voice ( エレクトロボイス )  ボーカル用 単一指向性 ダイナミックマイク ND76

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今回使ってみたN/D767は廃盤機種で、後継機はND76。比較した中では低音から高音まで一番バランス良いマイクかも。

 

厚みのある結構好きな音質です。高音も良く抜けます。ヒューマンビートボックスに多用されているからか、他の3つに比べると入力ゲインがでかい。e945と比べると明らかです。近づいて歌ってもこもらないところはなかなか良いですね。

 

今回比べた中では、TELEFUNKEN M80と同じカーディオイド(単一指向性)。あのヒカキンも使ってるマイクで有名。エフェクトあり。Bメロからサビ。

 

落ちサビ。

 

 

こんな感じでbeta87A、e945、M80、N/D767を比較してきました。ライブやリハーサルで各マイクを実際に使った感想ですが、shure58よりも音抜けが良く、どれも本当に素晴らしいマイクです。でもこうやって録音して比べてみると、それぞれキャラクターが微妙に違って面白いですよね。

ただ、ギターボーカル(たまにピアノボーカル)の視点で1本だけ選ぶとしたら、私はTEKEFUNKENのM80を推します!

超単一指向性のbeta87A、e945は声の当て位置で音質がすごく変わってしまい、楽器弾きながらだと厳しい時があるので。。。。かといって、近づきすぎた時にこもったりサシスセソがきつく聞こえないマイクとなると、なかなか探し出すのが難しかったです。

音源は録ったままのものをアップしてみましたが、お使いのスピーカーやヘッドフォンなどの再生環境によって、私が感じたのとは少し違う印象を持たれる方もいらっしゃると思います。ちなみにエフェクトかけるとどれも馴染みすぎて、私には違いがほとんどわかりませんでした(笑)

wavesのコンプとリバーブがいい仕事してくれました!

 

h-reverb

各比較音源の3本目と4本目にはこのシリーズのリバーブを使用しています。amazonのダウンロード版が最安。

WAVES H-series  DTM・DAWプラグインエフェクト

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サウンドハウス
各比較音源の3本目と4本目にはこのシリーズのコンプレッサーを使用しています。

WAVES ssl 4000 collection DTM・DAWプラグインエフェクト

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最後に、マイク選びに困ったときは実際に試してみるのがオススメです。御茶ノ水の宮地楽器や、渋谷のイケベ楽器PowerRecでは様々なマイクを防音ブースで試させてもらえるので、まだ行ったことのない方はぜひ一度訪れてみてください。ここに挙げたマイクも店頭で実際に試すことができます。

 

 

ちなみに上の写真は宮地楽器神田店の防音ブースです。特に、宮地楽器店では比較したいマイクで歌ったものを録音してお持ち帰りさせてくれました。M80の購入にあたり、TELEFUNKENのM81と、Shure KSM8の3本ですごく悩んでいたので、本当に助かりました。

 

長い記事でしたがここまで読んでくださった方、音源のMIXとN/D767の貸し出しにご協力いただいた道草さん、ありがとうございましたーー!!

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