2010年に設立されたオーストリアのマイクメーカー『LEWITT』のコンデンサーマイクでボーカル&アコギレコーディングをしてみたので、実際に歌ってみた動画も紹介していこうと思います。

 

目次:LCT 240PROでボーカル&アコギレコーディングしてみた
①REC用とライブ用のコンデンサーマイクの違い
②実際にレコーディングしてみた動画
③Beta87AからLCT 240PROに変えたことによるメリット
④デメリット
⑤LCT240PROを使ってみてのまとめ

 

私はライブ用のコンデンサーマイクShure beta87Aは持っていますが、レコーディング用コンデンサーマイクは1本も持っていません。本チャンのボーカルレコーディングはレコスタで録るので、デモ録りならbeta87Aで別にいいや。という感じでした。

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ただ、MIXした時のオケとの音馴染みだったりとか、もっと良い音質で録れたら録りもMIXも捗るんだろうなぁ〜というのはずっと感じていまして。ちょうど昨年秋に「スタンド・バイ・ミー」という音源のレコーディングでBeta87Aを使った時に、最終的なMIX作業&マスタリング以外の作業は自分でやってみたのですが、その時に、これからもずっとBeta87で録るのはちょっときついかなぁと思って以来、レコーディング用のコンデンサーマイクを色々と調べていました。

初のレコーディング用コンデンサーマイク!ということで、今回はLEWITTの中でも一番コストパフォーマンスの良いエントリーモデル『LCT 240PRO』を使用してみました。

 

サウンドハウス

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・コストパフォーマンスに優れ、あらゆる用途に適した単一指向コンデンサー・マイク汎用性を極限まで高め、プロフェッショナルのためのレコーディングを目指す、すべての方にとって次の一歩となるような単一指向コンデンサー・マイクとして設計されています。ニュアンスに富む透明感のあるそのサウンドは、基本となる用途すべてをカバーします。
・プロジェクトスタジオや初めてのコンデンサーマイクに適した、最初の一本
・タイトかつ存在感を備え、中域の押し出し、トップエンドに開放感がある
・誰もが手にすることのできるLEWITTマイクが登場した

〜〜〜LEWITTウェブサイトより

 

2ch同時録音が可能なオーディオインターフェースを使って、①LCT240でボーカル&アコギ、②ラインでアコギを録音したものを軽くMIXしました。

 

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では動画をどうぞ〜〜〜〜

 

 

使った機材
・Macbook Air 2018年モデル
・Universal Audio Arrow オーディオインターフェース
・LEWITT LCT 240 PRO
・アコースティックギター Taylor 314
・Logic proX(音源編集)

UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / ARROW オーディオインターフェイス

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動画機材
・iPad 第5世代(撮影用)
・filmic pro(iOS用カメラアプリ)
・davinci resolve(動画編集)

 

動画ではクリックなし&返しのモニターなし1発録りですが、最初に入力ゲイン調整の時にヘッドフォンをして歌った時に思ったのは、「あ、レコスタのボーカル録りに似てる環境だ!」ということです。うん、当たり前だね。でも、この当たり前に歌いやすい環境っていうのが大事なんですよね。モニターの返しの音量とか、リバーブ感のちょっとの差で歌いやすかったり歌いにくかったりする。この辺はオーディオインターフェースをArrowに変えた時に劇的に改善した部分でしたが、マイクをSHURE beta87AからLCT240Proに変えた事で、さらに録音時の環境が改善されたように思います。

 

③【Beta87AからLCT 240PROに変えたことによるメリット】
・繊細な音を拾ってくれるので、細かいニュアンスが出しやすい。
・87Aほどシャリシャリしてない。
・マイクの指向性特性上、マイクにめっちゃ近づかなくてもいい感じに録れる。近づきすぎなくても録れるので、子音でマイクを吹くことをあまり気にしなくていい。ちなみに今回ポップガードつけてません。若干ちょっと吹いてますが。。。

・LCT240ならマイクからの距離が一定に保たれれば、あとは自分のやりたいように歌えば大丈夫。87だと声張った時の音量に近づけてゲイン調整するとウィスパーなど小声のニュアンスを出すには少し近づかないと上手く録れないし、普通の音量に入力ゲインを合わせると、張った時に少し離れないと割れそうで怖い。これはハンドマイクの近接効果上仕方ないが、近づくと音がこもる。結果、MIXの時に音量調整がめんどくさくなってた。なのでレコーディング用のマイク(LCT240など)とライブ用のマイク(beta87など)が全然違うことがよくわかった。

・素直な音で録れるので、録った音のMIXが楽。楽器音ともなじみやすい。

【デメリット】
・エレキをライン録り+ボーカル同時録音で試してみたところ、マイクの感度が良いので、エレキの弦を弾いてる音も拾ってしまう。アコギならわかるけど、エレキのストローク音も拾う。(これは仕方ない。)
・感度が良いので、周りの音もよく拾う。エアコンやら換気扇の音ですら気になる。防音環境が重要。
・マイクスタンドによっては、重さに耐えられず落ちてくる(笑)サウンドハウスの安いやつめっちゃ落ちてくるよwww でもe945でも落ちてくるマイクスタンドはあったし、LCT240は軽い方だと思います。

 

LCT240PROを使ってみてのまとめですが、1本目のレコーディング用コンデンサーマイクとして、とてもオススメできるマイクだと思います。これを使ってみて、次のマイク購入へのステップアップに繋げるのが良いのではないでしょうか。

 

ちなみにLCT240を使った私が次に気になってるマイクはAKGの定番コンデンサーC214。ちなみに頭文字のCはコンデンサーマイクのCだそうです。

 

ノイマン欲しいけど現実的じゃないよな・・・と思う多くの人が、これなら買えるかなぁという価格帯。むしろもうちょっと頑張って上位機種のC414買っちゃおうかな、と思えるくらい。これは今自分の中のほしい物リストTOP5に入っているので、そのうち手に入れた際にはまた懲りずにレビューしてみたいと思ってます。
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AKG C214 コンデンサーマイク

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今回の失敗点。

動画撮影中にiPhoneの充電がゼロになってしまい、結局filmic proのリモコン用に使っていたiPadのインカメで撮ったという・・・・iPhone XSの4K高解像度を使ってみたかったのですが・・・・

電池残量には気をつけよう。


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